毎日新聞 9月8日(木)
◇第2期分の販売受け付け 1期は購入希望者が殺到
熊本地震の被害を受けた九州に観光客を呼び込もうと、国の補助で旅行商品が割引となる「九州ふっこう割」の第2期分(10月1日~12月28日の宿泊対象)の販売受け付けが9日から始まる。第1期(7~9月)は割引率が最大70%だったが、第2期では熊本・大分への旅行だと最大50%、他の5県は同40%になる。第1期では購入希望者が殺到したため、第2期では一部商品を先着順から抽選方式に切り替える。
旅行商品は第1期と同じく、インターネットの旅行予約サイト、旅行会社の窓口、コンビニエンスストアで販売する。コンビニで扱う「九州ふっこう割宿泊券」は、指定ホテル・旅館で気軽に使用できるため特に人気で、先着順で販売した第1期では直ちに完売。「不公平だ」など苦情が相次いだ。
このため第2期ではこの宿泊券を抽選とし、佐賀、鹿児島を除く5県が、9日から郵便(熊本のみ)、専用ダイヤル、ネットで受け付ける。ネットオークションでの転売防止のため、宿泊先での本人確認も新たに義務づける。
大分県観光・地域振興課は「割引率は減ったが旅行者には魅力ある商品。九州外から観光客を呼び込みたい」。販売する旅行会社など詳細な情報は、特設サイト(http://kyushu-fukkou.jp)へ。【神崎修一】